決断ストーリー

概算見積はあくまでも概算でしかない。

Story09

決断には予算のイメージが必要です。

空き家の行く末を考えるにあたり、いろんな業者さんに見積りを依頼します。例えば解体を検討する際には特にそうです。解体にはある程度まとまった費用が必要になるので、決断するためにはあらかじめ金額を把握しておく必要があります。

所有者のみなさんは、「だいたいの見積りでいいです」とおっしゃいます。きっと、一般的な坪単価から算出した概算金額で予算をイメージしたいと考えているのでしょう。ただ、実際に状況に則した正式な見積を算出すると概算見積の1.3倍くらいの金額になるというのはよくある話です。

業者の立場からすると概算で出した金額が一人歩きして、実際の金額を高く感じられるのは本意ではないでしょうが、なかなか難しいです。

とりあえずの金額を把握したいケースはあると思いますが、決断してから実際の金額を見てひるまないよう、概算と実際の見積金額にはひらきがあることを理解しておくといいでしょう。