いつか使うかもしれない家財道具は、多分使わない。
この「空き家の意思決定緊急度診断」ツールの中でも大きなテーマにしている家財道具のお話です。
空き家の所有者の方が決断をしようとするときに、家の中に家財道具があるのとないのとでは、手間も費用面でも大きな差が出ます。
もちろん家財道具などを処分してくれる業者はいるのですが、想像以上にお金がかかります。処分する家財道具は少ない方が断然いいに決まっています。
しかしながら、年代的にもったいなからとモノが捨てられず、ため込んでしまう習慣の方が多いのも事実です。もちろんモノを大切にすることは大事なので否定するものではありませんが、相続等で引き継いだ空き家に残っている家財道具に関して「いつか使うから残しておこう」というのは、いずれ負担になる可能性が高いです。
私たちの経験上、「いつか使うから残しておこう」という家財道具は「多分使うことがない」モノです。必要以上に溜め込まず、少しずつ手放す方向で考えられた方が、いざ決断をするときの負担を軽減する結果につながると思います。