いずれ国に帰属するはウソ。
「空き家は放置しておいても、いずれは国に寄付するからええねん」という所有者の声を聞くことがあります。土地も建物もいらなくなったら国に返してしまえばいいというようなイメージなのでしょうか。
本当かな?と思って専門家の方に相談したことがあります。
実際、ごく稀にそういうケースもあるようですが、国レベルでも年に数件、それも条件が良いものしか国の帰属対象物件にはならないのが本当のところらしいです。
しかも結構大変な手続きを踏まないとそういう形にはならないのが現実で、安易に「国が引き取ってくれるから大丈夫」と甘い見通しで放っておくと、将来的に困った自体になってしまうかも知れません。
「空き家はいずれ国に帰属するから放置で大丈夫」というのは、間違った決断のひとつだと理解された方がいいでしょう。